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手抜きしてはならない言葉の「定義」

      2017/03/23

fudowakira0 / Pixabay

 

CUES代表の小岩です。
この記事をご覧いただき、ありがとうございます!

夏から秋にかけ、複数のセミナーに参加する機会がありました。
参加したのですが、最後まで受講したいと思えるセミナーがほとんどなく…

残念な内容のものばかりでした。
なぜ残念なのかと考えてみたのですが、大きく3点にまとめられました。

  1. 言葉の定義が明確ではない
  2. 受講者を無視した講師都合の講義進行
  3. タイトルと内容に大幅なかい離がある

本日は、講師の立場から、
「1.言葉の定義が明確ではない」に触れてみたいと思います。

 

そもそも、定義とはなにか?

定義という言葉を、辞書で調べてみました。

物事の意味・内容を他と区別できるように、言葉で明確に限定すること。

と書かれています。

 

なぜ定義が必要なのか?

内容や意味を明確に決めることで、話しがかみ合わないこと、行き違いや誤解を防ぎ、
業務遂行を円滑にする必要があるからです。

例えば東北地方、青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県と、
この6県という概念が一般的でしょう。

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一般的には、東北6県と言われていますが、
相手や目的が変わると、意味や内容が変わることも…。

  • 東北電力の営業エリア:青森県・岩手県・秋田県・宮城県・山形県・福島県・新潟県

東北電力さんを相手に会話する際には、
東北エリアは、新潟を含んだ7県で良いか?という定義を確認しないと、
誤解や行き違いが発生しそうな気配、理解できますか?

 

また「三重県は何地方なのか?」という話題も多々耳にしますが、
何の目的によって定義するかによって、変わるのが実情です。

  • 近畿:大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県・三重県
  • 関西(広義):大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県
  • 関西(関西地域振興財団の定義):上記関西に加え、福井県・鳥取県・徳島県・三重県
  • 中部電力の営業エリア:愛知県・長野野県・岐阜県の大半・静岡県の富士川以西・三重県の大半
  • NTTドコモ(東海):愛知県・静岡県・岐阜県・三重県
  • au(中部):愛知県・静岡県・岐阜県・長野県・三重県

このように、目的や相手によって意味や内容が変わるので、
話しがかみ合わないことや、行き違いや誤解を防ぐための「定義」が重要なのです。

 

定義により、目的目標を複数の人間で共有できる!

私が、とあるセミナーに参加した際の話しです。

このセミナーは「部下や後輩に教える」ことができるようになるセミナーです。
と、セミナーの内容を定義されました。

その後に「教えるということは、相手ができないことを、できるようにすることだ」と、
教えるという言葉のを定義されました。

このセミナーを受講すると、
部下や後輩のできないことを、できるようにすることができるセミナーだ!」
と定義された訳です。

講師と受講者によって、目的目標が共有され、
ここに向かっていくんだ!とモチベーションが湧き上がってきました。

定義の重要性を、再確認させていただく良い機会でした。

 

定義が変わると、現場に混乱が起こります

残念ながら、その後のセミナーでは、定義によって混乱が発生しました。
具体的には、講師の言葉によって、受講者に行き違いや誤解が発生したのです。

講師から、このような説明がありました。
「後輩ができていない時には、教えてあげることが必要です。」
「できていないよと、しっかり伝えてあげるのです。」

教えるとは、できないことができるようになる…という定義から、
教えるとは、しっかり伝えてあげる…という定義に変わった瞬間です。

しかも「事前アナウンスがなく」一方的に変わったのです。

私の頭の中では、
「教えるって、しっかり伝えることなのか?」それならば、
部下や後輩のできないことを、しっかり指摘(伝える)ことが出来るセミナー」なのか?

という混乱が起こりました。
その後あれこれ考えているうちに、10数分が過ぎ、
その後の内容は、全く頭の中に入ってきませんでした。

 

業務現場に例えると、
指示内容に行き違いがあって、後輩が「どっちが正解だろう…?」と悩んでいる状態です。
正解がわからず悩んでいて、その後の指示内容に抜け漏れが発生する…。

このまま「後から言った方が正解だろう」と自己解釈で業務に取り組んだ結果、
手戻りや事故が起こる可能性だってありえます。

 

業務現場では、言葉の定義がとても大切だ!

業務を円滑に進めるには、
お互い進む方向が合っているか、行き違いがないかなど、
認識を揃えることがとても重要です。

その際に、忘れがちなのが「定義」です。

 

例えば、内容や意味が違う2つの単語を使った、
一般的に言われがちな後輩への指示・指摘があります。

  • 主体的に取り組んでほしいんだけどな…
  • 自主的に取り組んでほしいんだけどな…
  • 目的をもって、業務に取り組んでほしいんだけどな…
  • 目標をもって、業務に取り組んでほしいんだけどな…
  • ちゃんと部下を指導してくれ…
  • ちゃんと部下を育成してくれ…

あなたは普段の業務で、
これらの意味を理解・定義してコミュニケーションを取っているでしょうか?

部下や後輩と、意思疎通出来ているでしょうか?

 

相手が具体的に理解できるコミュニケーションが重要!

日本語は、とても難しいです。
私自身、40代半ばになっても、誤解や行き違いが起こります。

その誤解や行き違いのほとんどが、

言葉の意味を理解せずに使っているとき、
相手の理解度を確認せずに進めているとき。

どちらかだと感じます。

例1「主体的に取り組んでほしいんだけどな…」

「主体的=自ら考え自ら行動すること」
目的と目標に向かい必要な行動を考え、リスクを踏まえて行動する。
新人にはまだ荷が重いという雰囲気を、この定義で理解いただけますか?

「言われるまま動くのではなく、自ら考え自ら行動して取り組んでほしいんだけどな…」

例2「自主的に取り組んでほしんだけどな…」

「自主的=明確なやるべきことを、言われる前に率先して実行すること」
挨拶や報連相などの「当然の事を率先してやる」ことですので、
新人が求められるレベルがここに当たります。

「やるべきことは言われる前にやる、こんな姿勢で業務に取り組んでほしいんだけどな…」

 

あなたは、言葉の意味を理解して、部下や後輩に指示していますか?
またあなたの会社で研修を行う、講師陣は理解して講義をしているでしょうか?

あなたの組織・チームの「理念」「社是」「ミッション」は、
どのように「定義」されて、現場でどのように活用・行動・実践されていますか?

 

ちなみに私が参加したとあるセミナーですが、
「部下や後輩のできないことを、できるようにすることが出来る」には程遠い内容でした。

なぜなら、考え方・事例・根拠などを力説されていたのですが、
再現性ある「スキル・具体的な手法」が全くないので、現場実践出来ないのです。
得られるものもなく、時間と費用をロスしただけ…残念です。

 

研修や組織インタビューを通じて、皆様に価値貢献できたら幸いです。

ではいつか、
あなたとお会いできるのを、楽しみにしています!


 

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